2016年の十五夜っていつ?お月見の由来と本当の楽しみ方
2016/06/12
秋の行事といえば「お月見」を思い浮かべるというアナタ。
何となくお団子を食べるようなイメージがあるけれど、どんなことをする日なのか正確に知っていますか?
そこで今回はお月見の由来や意味、楽しみ方についてご紹介します。
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お月見とは?

出展:http://www.sai-create.com/illustration/2009/0908.html
旧暦の8月15日の夜に月を鑑賞する行事で、この日の月が「十五夜」や「中秋の名月」と呼ばれています。
「仲秋」という漢字が使われているのを見たことがある方もいるかもしれませんが、「中秋」が旧暦の8月15日だけを指す言葉になるのに対し、「仲秋」は旧暦の秋の真ん中の時期を指します。
旧暦では7・8・9月が秋とされていたことから8月全体を指す言葉になります。
この日に、お団子やお餅、ススキなどをお供えして月を眺めます。
これには「月を愛で、収穫の時期に神様へ恵みの感謝をする日」という意味がこめられています。
今年のお月見は?
2016年の中秋の名月は9月15日です。
お月見といえば満月をイメージしますが、必ずしも中秋の名月=満月ではないようです。
今年の満月は9月17日(旧暦8月17日)になります。
というのも旧暦の1日は「新月」から始まるので、15日はその14日後ということになります。
ですが、月と地球の公転軌道の関係で、新月から満月になるまで2日ほどの幅が生じます。このため、中秋の名月と満月の日が同じとは限らないのです。
しかし、実際中秋の名月に月を見てみるとほぼ丸です。細かいことにこだわらず、月を楽しむのもいいのではないでしょうか。
お月見の楽しみ方
「お月見」といっても具体的にどんなことをすればわかりませんよね。
そこで、家庭で楽しめる方法をご紹介します。
まず月見をする場所を決め、テーブルを置きお供え物を飾りましょう。
準備が出来たら月を見ながらお酒を飲んだり、食事をして「お月見」を楽しみます。
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お供え物の意味
一見、ビジュアルだけで並べられているように思えるお供え物ですが、それぞれにはちゃんとした意味があります。
[お団子]

出展:http://putiya.com/49gatu_tukimidango01.html
収穫の感謝をするため、米の粉を丸めて月の形に似せた丸い形の団子を作ったことが始まりです。
これは満月を表していて、十五夜の日には15個のお団子を並べるのが主流となっています。
大きさは一寸五分(約4.5センチ)、下から9個4個2個と並べておくのが縁起がいいといわれています。
[ススキ]

出展:http://www.bannerkoubou.com/photoeditor/scaling
ススキは稲穂に形が似ているため飾られるようになったようです。
時期的に稲穂がなかったのでススキを飾ることで収穫に対する感謝の気持ちを表しています。
また邪気をはらう意味もあり、お月物のあとも吊るしておくことがあります。
[野菜や果物]

出展:http://www.bannerkoubou.com/photoeditor/scaling
こちらもまた収穫への感謝の気持ちが込められています。旬の野菜や果物をお供えします。
まとめ
伝統行事だと思うと堅苦しいイメージがありますが、「月見酒」なんて言葉があるほどお月見は宴と関わりがあります。
きれいな月を眺めながらお酒を飲み、食事を楽しむ。そんなお月見の楽しみ方もいいと思います。
おのおのの方法で「中秋の名月」を愛でてください。
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