家庭でのアジサイの植え方と切花を長持ちさせる方法とは?
2016/04/24
毎年梅雨が来るとアジサイの季節になったなぁと感じます。
雨がよく似合い、憂鬱な梅雨時期を彩る風情ある花です。
そんなアジサイを家庭で植えるにはどうしたらよいのでしょうか。

出展:http://photo.v-colors.com/1518.html
植え方とアジサイの切花を長持ちさせる方法を調べて見ましたので苗木から栽培する方法を紹介します。
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苗木選び
アジサイの苗木は4~5月にもっとも店頭に並びます。
たくさん出ている時期に選ぶと品質のよい苗を手に入れやすいので、その時期に購入しましょう。
苗は開花した状態で売っていることがほとんどなので、元気で開花してからあまり時間の経っていないものを選ぶと良いようです。
ポイントは枝が太くてしっかりしているものや、葉につやのあるものです。
鉢植えの場合
● 用土は一般的な園芸用の培養土など、水はけと水持ちの良い土で植えつけます。
花を青くしたい場合・・・土質が酸性になるよう鹿沼土を5割程度混ぜる
花を赤くしたい場合・・・土質が中性からアルカリ性になるよう苦土石灰を少量混ぜる
●植え付け・植え替えは5月から9月まで。真夏と真冬は避けたほうが良いです。
●置き場所は春秋は日当たりの良い場所、夏は半日陰にします。アジサイは水切れしやすく水分の蒸散が多いのでこまめな水遣りが必要です。
●肥料は開花前後と秋9月に与えます。油粕と牛糞などの堆肥を5:5にブレンドしたものを入れます。
●花が咲き終わったら切り落とすことが必要です。

出展:http://www.hanadonya.com/gf-5190.html
庭植えの場合
●半日以上陽が当たり、排水がよく、乾燥しない場所に植えます。
(日本の土壌は弱酸性の場合が多く、庭植えのアジサイは青系の花を咲かせることが多いようです。赤色にしたい場合は、春先に苦土石灰を株元に撒きます。)
●肥料は3月頃と開花後、緩効性の化学肥料を与えます。
●水遣りはほぼ不要です。植え付け直後1週間ほど水遣りをすればあとは降雨だけでOK!
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アジサイの剪定について
アジサイは、その年に新しく伸びた枝には翌年花を咲かせない性質があります。
そのため、上から1節目は花を咲かせる可能性が低いので、花のすぐ下にある1節目の下を花ごと切り取ります。
アジサイは8~10月に翌年の花芽が出るので、7月中に剪定を行います。
花がまだ咲いているので切り落としづらいですが、そのままにしておくと秋に枯れた花を切った際に翌年の花芽まで落としてしまうそうです。
私が小学生の頃、親が自宅の庭で咲いていたアジサイを切って「学校に持って行きなさい」と持たせてくれた記憶がありますが、こんな理由があったからなんですね。
切花を長持ちさせる方法

出展:http://www.hanadonya.com/ed-0722.html
では切り花にしたアジサイを長く部屋で楽しむにはどうしたらいいのでしょうか。
アジサイは水揚げが悪いのでそのまま花瓶に挿してもすぐにしおれてしまいます。
そのため、水揚げをよくさせることが必要なのですが、一般的には「茎を焼く」「茎を斜めにカットして茎の中の白いワタのような部分をかき出す」という方法があるようです。
その他、少なめの水で活ける「浅水」という方法で1ヶ月以上長持ちさせた方もいるようです。
早朝などの涼しい時間に切ること、葉はなるべく落とすことも長持ちさせるポイントとなります。
まとめ
アジサイは見るもので育てるものという概念があまり無かったのですが、家で育てたら外で見るのとはまた違った風情がありそうだなと思いました。
種類によって育てやすさも違うようなのでいろいろ探してみるのも楽しいと思います。
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