おはぎとぼたもちの違いは?秋のお彼岸に食べるのはどっちだ?!
2016/07/25
“お彼岸”は、日本独自の仏教行事です。

出典
http://4.bp.blogspot.com/-oOitqT3_vHY/VD3R9xTkGxI/AAAAAAAAoLw/PY8obFOhgfk/s180-c/flower_ohigan_obon_kiku.png
お墓参りやお寺参りをしてご先祖の供養をし、自分自身を振り返る時期でもあります。
今回は、お彼岸のお墓参りやおはぎ作りについてご紹介しますが、ぼたもちとおはぎの違いについてもボ紹介します。
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お彼岸の期間は?
秋と春のお彼岸の期間は、春分の日・秋分の日それぞれを中日として前後3日間を合わせた7日間です。
仏教では、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていました。
太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになるのが春分の日と秋分の日です。
「春分の日」と「秋分の日」は国立天文台が作成する「暦象年表」に基き、閣議によって決定され、毎年2月1日付で翌年の該当する日が発表されます。
お彼岸の初日を「彼岸の入り」、終日を「彼岸のあけ」といい、春分の日・秋分の日を「お中日(ちゅうにち)」といいます。
2016年秋の彼岸
・彼岸入り :9月19日
・お中日 :9月22日(秋分の日)
・彼岸明け :9月25日
お墓参り

出典
http://1.bp.blogspot.com/-Ym2UvGcRXG0/UMaehT1ey_I/AAAAAAAAH00/w7WdI2jTdic/s180-c/ohakamairi.png
まずは墓石と墓地のお掃除をしましょう。
持参するとよいもの
・バケツ・ひしゃく
・歯ブラシ
・スポンジ
・軍手
・雑巾(乾拭き用と水拭き用2枚)
・ほうき・ちりとり
・ゴミ袋
墓石の掃除
基本は水洗いです。
バケツやひしゃくは、お寺で借りられることもありますが、多くの人がお参りする時期は、持参したほうがいいですね。
汚れがひどい所は、歯ブラシや軍手を雑巾代わりにして、重点的に磨くと効果的。乾いた雑巾で乾拭きして仕上げます。
水鉢や花立てなどは、汚れがたまりやすいので、念入リに洗い清めます。
敷地内の掃除
・雑草を抜いたり、枯葉やゴミをほうきで掃く。
・線香の残りカスや、枯れてしまった花なども取り除く。
・ゴミはゴミ袋に入れて持帰る。
お墓がきれいになったら、お供えをして、合掌・礼拝をします。
お供えするもの
・きれいな水
・お線香
・お花
・亡くなった方が好きだったもの
食べ物をお供えした時は、お参りした後で下げるようにします。
いたむと不衛生ですし、故人にとっても喜ばしいことではありませんよね。
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おはぎの作り方
ベーシックな作り方をご紹介します。
・小豆を煮て、砂糖を加えあんを作る。
・もち米を洗って水につける。(少なくとも2時間以上つける)
・炊飯器でいつも通りに炊く。
・粒をなめらかにしたい時は、すりこぎなどでたたいてつぶす。
・大さじ1杯ほどのあんこの上に、一口大にまとめた炊いたもち米を乗せ、あんこで包む。
※包む作業をする時に、ラップを使うと手が汚れずスムーズ。
ちなみに、著者は無精者なので、あんこは、市販の出来上がったつぶあん、もち米は、市販の団子粉を電子レンジで蒸して代用したことがあります。
すぐにできて、手軽なのですが、味気なく、やはり初めから作るほうがおいしいのではと反省しました。
おはぎとぼたもちの違い
同じものを指すようですが、何が違うのでしょう?

出典
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“ぼたもち”=“牡丹餅”
“おはぎ”=“御萩”
牡丹の花は、春に咲くので、春は“ぼたもち”、萩の花は、秋に咲くので、秋は“おはぎ”と呼ばれます。
つぶあんとこしあんどっち?
・小豆の収穫は、秋。とれたてで、皮も柔らかいので、皮がついたまま、“つぶあん”として食べていた。
・春のお彼岸の時には、秋から保存していた小豆が固くなり、皮を取り除いて“こしあん”にして食べていた。
以上のことから、あんこの形状が違うとされています。
春と秋の2回訪れるお彼岸。ご先祖に想いをはせ、感謝すると共に、自分を振り返り、心安らかに過ごしたいものですね。
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