急な訃報でも慌てない!不祝儀袋の書き方と香典の相場
2016/02/26
結婚式等のお祝い時は、ある程度事前にわかっていることなので祝儀袋なども事前に準備したり、相場を調べたりすることができます。

出典:http://www.gosyugi.com/company/ho-005.html
でも反対の訃報は突然やってきますので、香典をいくら渡せばいいのか、不祝儀袋はどう書いたらいいのか、等といったことで少し慌ててしまいます。
今回は冠婚葬祭マナーの一つとして、不祝儀袋の選び方や書き方、香典の相場等についてご紹介しますので是非参考にしてください。
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不祝儀袋とは
お祝いの時は祝儀袋(しゅうぎぶくろ)を使いますし、誰でも知っているものですが、不幸があった場合に香典を入れる袋の名前はあまり知られていません。
この袋は不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)と言われます。祝儀袋の頭に“不”とつけて、“お祝いではない”ことを示しているのだと思います。
書店や文房具店等、最近では100円ショップでも販売されています。
その時に気になるのが「御香典」「御霊前」「御仏前」等、色々な表記がされていますので、どの不祝儀袋を買えばいいのか悩んでしまう方が多いようです。
その違いを知って、使い方あったものを選んで、自分で書いたりましょう。
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ご霊前とご仏前の違い
告別式や通夜に持参する場合、不祝儀袋の表書きは一般的に「御霊前」もしくは「御香典」が適当でどちらでも問題はありません。
時々「御仏前」という表書きを見かけることもありますが、これは仏教でのみ使うもので、且つ四十九日法要以降の法事で「御仏前」を用います。
仏教の世界では、亡くなってから四十九日まではまだ仏にならず“霊”になるので「御霊前」、四十九日たって初めて“仏”になるので「御仏前」となるようです。
ただ、宗派によっても異なるようで、浄土真宗では亡くなるとすぐに“仏”になるので通夜や告別式で表書きを「御仏前」とすることは問題ありません。

出典:http://www.sougi.to/fig/fig9.html
神道やキリスト教の場合はどう書く?
相対的に少ないかもしれませんが神道式で葬儀が行われる場合、「御神前」もしくは「御玉串料」が一般的のようです。
神道も亡くなったら御霊となるという考え方から、仏教のように「御霊前」と書いても差し支えはありません。
但し、蓮の花が印刷している不祝儀袋は使わないように注意してください。
キリスト教の場合は、「お花料」が一般的ですが、神道と同様に「御霊前」(蓮の花が印刷されていないもの)でも問題はないとされています。

出典:http://manabi.benesse.ne.jp/daigaku/school/3245/gakubu/gakubudt/03.html
香典の相場はどのくらい?目安は?
不幸は突然起こりうる事象ですから、その時になって慌てないように、ある程度香典の相場を知っておくことが必要です。
故人との関係、年代によってその相場は異なってきます。

出典:https://latte.la/column/18122155
まとめ
香典は線香やお花等の香の代わりに霊前に供える金品という意味になります。
大切なのはその贈る気持ちですが、不祝儀袋の書き方にも注意したいところです。
相手の宗派が不明な場合は「御香典」もしくは「御霊前」が無難です。
仏教以外でも使えますので、わざわざ「御仏前」としなくてもいいと思います。
私も経験がありますが、わざわざ参列して頂いたことに感謝し、香典の表書きは全く気にしなかったです。
ほとんどの方がそうだと思いますし、間違っていたとしても指摘されることはないと思います・・・。
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