クラス替えのおまじないは効果なし?!気になるクラス替えの決め方
新学期になるとまずクラス替えが気になります。
一年間という長い期間、好きな友達と一緒のクラスになれるかどうかは、新しい学校生活のスタートにおいて非常に大事なポイントになります。まあ、実際は離れたとしても意外ともっと仲の良い友達ができることもおおいのですが・・・。
私には中学校の先生をしている友人がおり、先日クラス替えがどういった方法で分けているのかということの話題となりました。実際の現場ではどうしているのかをご紹介したいと思います。
ただ、小中高とそれぞれやり方は違うかもしれませんし、学校によっても多少異なるかもしれませんので、この方法が全部の学校で行われているとは限りませんのでご了承くださいね。
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クラス分けはどんな基準で
1.学力、成績で振り分け
まずは学力や成績の順である程度割り振ります。
最近はパソコンにすべての成績データが入っていますから、1クラスに成績のいい子が固まらないように平均的に分けられます。
2.生徒指導上や不登校等課題のある生徒の振り分け
いわゆる問題児が数人いる場合や、別々のクラスに分ける必要があるような生徒がある場合は、振り分けます。
3.運動や特技、リーダー的存在で振り分け
運動神経が良い生徒や走るのが速い生徒が集まったりすると、運動会や体育大会等でダントツに強いクラスとならないようにします。
又、文化祭や音楽会等でピアノ演奏を披露するような場合のことを考えて、ピアノができる人も各クラスに1名は配置できるようにします。
クラスのリーダー的存在になりうるような生徒も離します。
学力以外の学校生活での行事を優先したクラス分けをします。
大きくはこの3つのポイントにおいて、どのクラスも同じようにが平均的になんでもできるように形成されるような分け方をします。
おまじないは効き目無し
話を聞いているうちに初めて知ったのですが、最近は生徒の間では、好きな友達と一緒になりたいために、おまじないをするそうです。
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ノートに丸をクラスの数分だけ書いて、自分と一緒になりたい友達の名前を書き入れてクラス替えまでポケット等に入れて持ち歩くというものらしいです。
これはあくまでもおまじないです。
実際はそのほとんどがコンピュータによる分別でのクラス分けになります。
しかし、先生が、好きな友達同士ということはなく、相性のいい友達や例えば二人が一緒にいると周りが明るくなるといったような評価をしていると、優先順位は低くなりますが一緒のクラスになる可能性はあります。
いつ、どんな先生が決める?
クラス分けは年が明けた大体1月後半ぐらいから検討していくようです。
学年主任がメインとなって、各先生を集めてクラス編成会議を数回行います。少なくとも5回以上、10回程度行う場合もあるようです。
ですので成績はその学年の前半ではなく、後半(秋季)の成績を中心としたクラス分けになります。
どうしても○○さんと同じクラスになりたい
特に最後の学年である3年次は、好きな友達と一緒のクラスになりたい、と思う人は多いと思います。
生徒から要望を聞き入れてくれることはまずありませんが、普段から学年主任や担任の先生に、それとなく同じクラスになりたい人をアピールしておけば、先生によっては一緒にしてくれる可能性もあります。
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これはダメ元ですが、一度挑戦してみて下さい。
まとめ
学校のクラス分けはまずは成績を第一に考慮したパソコンで実施されます。
その後、生徒の性格、家庭環境、運動能力や文科系能力等を考慮したうえで最終決定されます。
ですので、生徒からの希望を聞き入れてくれることはありません。
こればかりは運に任せるしかないですが、実際にクラス分けが決まったら決まったらで新たな友達ができたり、新しい発見が見つかることも多いです。前向きに構えましょう。
今回は中学校の先生から聞いた話です。
小学校や高校でもクラス分けの方法には大きな違いはないようですが、高校生になると更に学業成績の優先度が高くなるようです。