ふきのとうはアクを抜くことで美味しくなる?おすすめ調理法とは
2016/02/03

出典:http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/fukinotou.htm
ふきのとうって見た目以上に美味しいですね。
調理法としては天ぷらが多いですが、お浸しや和え物として食べられています。
日本料理の具材としてはもちろんですが、最近は西洋料理でもお肉の付け合せとして用いられています。
また、ふきのとうを使った「ふきのとう味噌」もご飯に合う一品として人気です。
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さて、そのふきのうとうですが、アクが非常に強く苦味も相当強いので、しっかりとアクを抜くことがふきのとうを美味しく食べるポイントになります。
今回は春を感じさせる「ふきのとう」について色々と調べてみました。
ふきのとうって?

出典:http://www.juno.dti.ne.jp/~skknari/hukino-tou.htm
若い世代のかたは、ひょっとしたらふきのとう自体をご存知ない方もおられるかもしれません。
「雪解けあとにふきのとうの芽がでてきており、春の訪れを感じさせます」といったニュースが流れることもあるのですが、ふきのとうは初春に旬となる山菜です。
ハウス栽培モノもありますがやはり天然の方が美味しいです。
栄養価も高く、特にカリウムが多く含まれ、高血圧防止や足のむくみ等を解消する働きがあります。
ふきのとうには独特の苦味がありますが、肝機能を強くしたり、新陳代謝をよくしてくれます。
又、胃腸の働きを良くしたり、発ガン性物質を抑制する作用もあるので、身体には非常におすすめの食べ物と言えます。
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店頭でどこを見ればいいか?
ふきのとうは春先の短い期間しか店頭に並びませんし、どうやって選べばいいかわからない人も多いと思います。
ここでは、美味しい新鮮なふきのとうを見分ける方法についてお知らせします。
①つぼみが閉じた状態で硬くて締まりがるもの
②緑がきれいなもの(黒っぽくなっていないもの)
これら2つのポイントを見て選んでください。
ある地域では花が開いてからが食べるところもあるようですが、基本はつぼみの時期が最も美味しいです。
アク抜き、下ごしらえが大切なポイント

出典:http://kenkoukazoku.info/?p=2549
いくらいい素材を選んだとしても、調理方法を誤るとその美味しさは半減します。
ふきのとうは非常にアクが強い山菜ですので、しっかりとアクを抜く下処理が必要です。
ふきのとうを包丁で切れば、アクが強いのでその断面は直ぐに茶色に変色します。
切ったあとはお水に浸すようにしてください。
お浸しや和え物で食べる場合はアク抜きが必要です。
ただ、ふきのとう料理で一般的なてんぷらについては、アクを抜く必要は無く、綺麗に洗ってそのまま衣につけて揚げれば美味しくいただけます。
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アクの抜き方
ふきのとうのアクの抜き方は他のアクの強い食材と同じです。
まずは、下茹です。ポイントは1%ほどの少量の塩を入れてお湯を沸騰させ、そのなかにふきのとうを入れます。
全体的に湯にくぐらせながら5~6分ほど茹でた後、氷水に入れて急激に冷やします。
あまり茹ですぎると歯ごたえがなくなります。
これでアクがすっかりと抜け、且つ歯ごたえの良い美味しいふきのとうになります。
その日に使わなくても、この状態で冷凍保存して後日使用することもできます。
天ぷら、お浸し・和え物以外の調理法

出典:https://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10323004735&GroupCD=0&no=
ふきのとうは定番の天ぷら、お浸し、和え物意外にも色々な調理法があります。
ふきのとう味噌

出典:http://www.tamamatsu33kan.com/cart/shop/detail.cgi?code=okazumiso_005
冒頭でお伝えしたふきのとう味噌です。ご飯によく合います。
クックパッド等に色々なレシピがありますが、基本的にはふきのとうのみじん切りと、みそ・みりん・酒・砂糖・醤油等を併せたものです。栄養たっぷりでお子さんのいらっしゃる家庭でも美味しくいただけると思います。
ホントご飯が進みますよ。
個人的には天ぷらにしたふきのとうが一番好きなのですが、それ以外にも色々な調理法で味を楽しむことができます。
又、上手にアクを抜くことで更に美味しさが増しますので、今年の春は是非ふきのとう料理を作ってみてください。