病院に行きたくない!いぼ痔を治すことはできる?やっぱり手術
いぼ痔の発症を経験された方はお分かりだと思いますが、いぼ痔ってむちゃくちゃ痛いし、ひどくなるとまともに椅子に座れないといった状況にもなります。
いぼ痔は女性にも多く、人にはなかなか相談できない悩みだし、医者に診てもらうのもやっぱり恥ずかしい・・・。
なんとか自分で治したり、症状を抑えることってできないかなあと思っている女性も多いかと思います。
そこで、いぼ痔について色々と調べてみましたので、いぼ痔の悩みを抱えている方にお役に立てれば幸いです。
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いぼ痔って何?
”いぼ痔”という言葉の響き自体ちょっと恥ずかしい感じもしますが、肛門付近にイボが出来た状態で、正式な病名としては”痔核“と言われています。
なぜ、いぼ痔ができるのか説明すると、肛門の周りの血の流れが悪くなりうっ血(血流の障害で静脈内に血液が溜まる)して、腫れがひどくなっていぼ状態になるのです。
又、いぼ痔には直腸と肛門の皮膚部分の境目の歯状線より内にできる内痔核と、歯状線より外(肛門の上皮)にできる外痔核の2つがあります。
内痔核とは
内痔核は直腸部分にできるいぼ痔で、もともと知覚神経が通っていない部分なので多くの場合痛みを感じることはありませんので最初は痔であることを気づくことが遅れます。
ただ、排便時に出血を伴いますし、症状が悪化するとそれに伴って痛みも出てきます。
また、まれにいぼが肛門の外へ飛び出ることもあります。いわゆる“脱肛”の状態で、痛痒く下着にべとついたりしますのでとても気持ち悪くなります。
外痔核とは
外痔核は、逆に肛門の外側にできます。
内痔核と違って、急にお尻に違和感が出てきて、痛みもあり、触ると硬い腫れがありますので、すぐにいぼ痔であることがわかります。
当然ながら外痔核は皮膚の表面にできたいぼで、知覚神経も敏感ですから、ちょっと触っただけで痛みを感じます。
又その部分に菌が入り炎症を起こすと更に大きくなって、ものすごく痛くなりますので早めの治療が大切です。
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いぼ痔はどうやって治す?自然治癒は?手術が必要?
いぼ痔の治療方法は、軽度なのか、重度なのかの違いによって大きく異なります。
(内痔核)
Ⅰ度:出血の身で痔核の脱出が無い状態
Ⅱ度:排便時に脱出するが自然に肛門に戻る
Ⅲ度:指で強く押し込まないと戻らない
Ⅳ度:常に肛門の外に出たままの状態
比較的軽いⅠ度の場合、肛門に座薬や軟膏を注入するだけで治りますが、それ以外の場合は痔核に薬剤を注入して固めたり、重度の場合は麻酔注射を打って、痔核自体を切る切除術も必要になってきます。
(外痔核)
外痔核のいぼ痔は外から見える病気なので比較的治療が簡単です。
要は血の流れが悪くて血が固まった状態なので、血流を良くすれば改善されます。
お風呂に入ってゆっくりと温まることも大切ですし、安静にして横になることも大切です。
そして患部に軟膏薬を塗布したり、痛みがあれば痛み止めで対応します。
いぼ痔のまとめと予防策
いぼ痔には2つの種類があるとご説明してきました。

出典:http://www.hi-ho.ne.jp/kubouchi/osiri.html
肛門の内側にできる内痔核はやはり泌尿器科等で診てもらうのがいいと思います。
一方、目に見える外痔核については、市販のボラギノール等の軟膏を塗布しながら、お尻の部分の血流を良くするような生活習慣をつけることで比較的症状が軽ければ簡単に且つ自分で人に知られないように治せます。
但し、炎症が起こって腫れがひどくなり、強い痛みも伴うなら、病院で局部麻酔をして中の血栓を取ることが必要です。
いずれにしてもいぼ痔の発症原因である血流をよくすることが最善の防止策です。
①便秘のための食生活の改善、
②おふろにゆっくり浸かって血の巡りを良くする、
③適度な運動を続ける。
これらを続けることでいぼ痔発症を防ぐことができます。
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