胃カメラとバリウムどちらが楽なのか?病気の発見力は?
2016/02/02

出典:http://www.tokyo-naishikyo.com/gastrocamera.html
企業にお勤めの方は労働安全衛生法の中で定期検診として「受けなければなりません。
又、学生も学校内で毎年1回は健康診断を行いますね。主婦の方も夫が入っている健康保険組合から補助がでて一般病院等で受けている方もいます。
さて、そんな健康診断ですが、40歳以上になると胃がんの検査も必要になってきます。
その胃がん検査では、胃Ⅹ線検査(バリウム)と胃内視鏡検査(胃カメラ)の2通りがあります。
私が受ける病院では、健康診断を受ける前にどちらかを選ぶように指示されるのですが、このとき「どちらがいいのかな?」と毎年悩んでいます。
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あなたはどちらを選んでいますか?
バリウム検査と胃カメラ検査の違い

出典:http://ensyou-ill.com/isyuku/barium.html
私はどちらも経験したことがありますが、回数としてはバリウムを飲む胃Ⅹ線検査の方が多いです。
その理由は明確なものではなくて、どちらにも一長一短、メリットデメリットがあるのでその時の気分で選んでいるような状況です。
毎年選択に悩んでいるというのが正直な思いです。
【バリウム検査の特徴】
正式には胃Ⅹ線検査と呼ばれますが、いわゆるレントゲン検査になります。
胃をレントゲンに映すためにバリウムという英機材と、胃を膨らますために発泡剤を一緒に飲みます。
その後、検査台に載った状態で検査台がぐるぐる回転したり、自分自身で身体を回したりしてバリウムを胃全体に付着させながら撮影を行っていくというものです。
バリウム検査のメリットとしては、あまり苦痛は無いという点です。
バリウム自体飲むことを苦手にする方もいますが、一旦飲んでしまうと後は身体を動かすだけなのでつらくはありません。
バリウムは液体ですがドロドロしたもので、初めての方はなかなか一気に喉を通すことがしにくいかもしれませんが、最近はフルーツ味になっていますし、コツは慌てずにゆっくり飲むことです。
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注意しなければならないのは、発泡剤を飲むことで飽満感がでますのでゲップが出やすくなりますが、それを我慢する必要があります。ゲップが出た場合はバリウムを飲みなおすことになります。
又、検査終了後は飲んだバリウムを便と一緒に排出する必要がありますが、これがスムースにいかないとしばらく便秘がつづいたりします。
【胃カメラ検査の特徴】

出典:http://www.hofu-icho.or.jp/ichou/naishikyou.html
胃カメラ検査は口から内視鏡(カメラ)がついたチューブを通して、直接胃の状態をみる検査になります。
最近は負担を軽減するために鼻から入れる方法を選択する方が多くなっています。
胃カメラのメリットとしては、胃潰瘍や胃炎、胃がんを早期の状態で発見できるという点があげられます。
胃カメラを嫌がる方の多くは、カメラを挿入する時に苦痛を感じています。
カメラがのど元を通ると嗚咽感が発生し、ひどい人は検査中ずっと嗚咽を繰り返すような場合があります。
その難点を解消するために、最近では鼻からカメラを入れる検査、検査前に鎮痛剤や局所麻酔を投薬してくれる病院も多くなっています。
ちなみに私は鼻からカメラを入れる検査を経験しています。
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それぞれの検査方法のメリットデメリット
バリウム | 胃カメラ | |
メリット | ・胃カメラに比べ苦痛が少ない ・胃や消化器系の形、場所などの全体が見える |
・病気の早期発見ができる ・検査精度が高く、検査しながら細胞を取ることができる ・比較的検査時間が少ない ・放射能被爆の心配がない |
デメリット | ・病気の早期発見ができる ・検査精度が高く、検査しながら細胞を取ることができる ・比較的検査時間が少ない ・放射能被爆の心配がない |
・胃カメラを挿入するときに嗚咽がでて苦しい ・恐怖感がある |
どちらを選ぶかは本人次第?

出典:http://blogs.yahoo.co.jp/otyaken_suki69/48668771.html
検査方法にはそれぞれメリット、デメリットがあります。
」
検査の精度で言えば胃カメラ検査の方がやや高く確定診断ができますが、バリウムの検査の方は食べ物の通過障害などが見つかりやすいということも言えます。
私の経験で言えば、「まずはバリウム検査を行い、何か少しでも異常があれば次の年は胃カメラ検査を行う」ことをお勧めします。
どちらの検査方法を選ぶかは最終的には本人の意思が必要だと思いますが、受ける前にこの2つの検査法の特徴を知ったうえで受けましょう。