ニキビは顔ダニが原因だった?治療法を間違うと悪化する場合も!
2016/04/08
ニキビは、その多くが思春期の12~18歳くらいまでの時期に発症する場合が多いですが、ある程度年を重ねた後も大人ニキビに悩まされる方も増えています。
ホルモンの影響や皮脂の炎症、食生活の不摂生やストレスなんかもその原因の一つと言われています。
そしてもう一つ注意しなければならないのが、顔ダニが原因によるものです。
この場合、普通のニキビ治療薬だけでは完治しなかったり、逆にひどくなることもあります。
もしニキビがなかなか治らないという方は一度疑ってみましょう。
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誰でも顔ダニを育てている?!
顔ダニという言葉を聞いただけで痒くなるイメージを持ちますが、この顔ダニは実は成人の人であればほとんどの人の肌に生息しています。
私も初めて聞いたときは大変驚きましたが、普通に生活していくうえでは悪い影響は及ぼしません。
逆に顔ダニは肌から分泌される皮脂を食べてくれると同時に、適度な皮脂量を保ってくれる働きをしてくれるのです。
0.1ミリから0.3ミリほどの大きさで肉眼では見ることができませんが、顕微鏡で拡大してみると非常にグロテスクなかたちをしています。
この顔ダニが必要以上に増えると、肌荒れやニキビ、吹き出物などの症状を起こします。
普通のニキビは正式な病名は「尋常性座瘡」といいますが、顔ダニが原因によるニキビは「毛包虫性座瘡」となり、治療薬も全く異なってきます。
では顔ダニの増殖を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
顔ダニが増える原因
顔ダニは誰でももっていますが、適度に生息していることでお肌を良い状態に保っているとも言えますので、それ自体は問題ではありません。
必要以上に顔ダニが増殖すると肌に悪影響を及ぼします。
顔ダニが増える原因としては、
①余分な皮脂が分泌されている、
②肌を不潔にしている、
ことが挙げられます。
顔ダニは昼間はじっとしていて夜に活発に動き繁殖しますが、皮脂が多いとそれだけ繁殖力もアップします。

出典:
http://dual-lab.com/facemite/
忙しさのあまり、化粧を落とさずに寝てしまう方もいらっしゃいますが、この行為は更に顔ダニを増やすことになります。化粧品には顔ダニが好む脂分を含んでいますので、顔中を動き回って繁殖をつづけるのです。
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顔ダニの増殖を防ぐ方法は
顔ダニの増殖を防ぐためには必要以上の皮脂を残さないということがポイントです。
1)正しい洗顔
顔ダニの増殖を防ぐ一番の外的対策は、正しい洗顔です。ただ力任せにゴシゴシ洗ってしまうと必要な脂分まで落としてしまい、逆効果となって肌荒れの原因にもなるので、余分な汚れを落として必要な皮脂を残すといった丁寧な洗顔が必要になります。
①まず手をしっかり洗う
②ぬるま湯のみで顔を洗う(毛穴を広げる効果)
③洗顔料をしっかり泡立てて、マッサージするように軽く洗います。
④ぬるま湯でしっかりすすぐ(すすぎ残しのないよう)
⑤清潔なタオルで顔を軽くたたく程度で水分を吸収する
基本は朝と夜の洗顔で十分ですが、特に化粧落としの時の洗顔はより気を使ってください。
2)脂っぽい食べ物は控える
やはり脂っぽい食べ物を食べると、皮脂の分泌が多くなります。
コロッケやカツのようなフライものや、ファースフード系や油で揚げたスナック菓子などはなるべく控えるようにします。
3)適度な睡眠時間を確保する
睡眠不足は肌に良くないことは誰でもご存じだと思います。
ホルモン異常で皮脂の分泌が増加したり、ストレスによる影響でも皮脂が増えたりします。まずは夜の不摂生をやめてできるだけ早く寝て睡眠時間を確保しましょう。
もしニキビがなかなか治らない方へ
もしあなたが以前からニキビに悩んでいて病院で診てもらって薬も塗っているけど、なかなか治らない、一時的に治るが又同じ場所にニキビが発症する、といった事があるなら、顔ダニによるニキビ(毛包虫性座瘡)の可能性があるということも頭に入れておきましょう。
病院の先生に相談したり、場合によっては別の病院で診てもらう等が必要です。
毛包虫性座瘡の診察は、顔の皮脂の部分を削り落として顕微鏡で見るだけの簡単なもので痛みもありません。

出典:http://konatoki.com/健康/顔-健康/ダニ/3581/
毛包虫性座瘡専用の薬を処方してもらえますので、普通のニキビよりは時間がかかりますが完治します。
毛包虫性座瘡なのに普通のニキビ治療薬を塗っても効かなかったり、悪くなったりする場合がありますので注意が必要です。
ともかくドクターに相談してみましょう
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