初めて京都祇園祭に行かれる方へ!おすすめの見学場所と混雑状況
2016/05/05
京都の夏の風物詩でもある「祇園祭」。
祇園祭は7月14日~16日の宵々山、そして7月17日と24日の山鉾巡行が有名ですが、実は7月1日~31日の1か月という長い期間開催されているのです。

出典:https://www.kyokanko.or.jp/gion/junkou.html
でも観光で祇園祭を見学したいという方はせっかくですから宵山や山鉾巡行の日を狙って旅行計画をたてるようにした方が良いと思います。
スポンサーリンク
2016年祇園祭のおすすめ日程は
祇園祭は7月の1か月間行われますが、常にお祭り状態ではないので、観光で行くには前祭(さきまつり)もしくは後祭(あとまつり)の時期に行くのがおすすめです。
【前祭】山鉾巡行7月17日、宵山7月14日~16日
【後祭】山鉾巡行7月24日、宵山7月21日~23日
祇園祭は山鉾巡行がメインイベントですから、どうせ行くならこの時期がおすすめです。
ちなみに山鉾巡行とは、山車(だし)のことを言います。
真木と呼ばれる飾りが天に向かって伸びる「鉾」と、真木に松の木を用いる「山」があり、これら両方を総称して「山鉾」と言います。
最も注目すべきみどころは、辻回しと呼ばれる鉾の交差点での方向転換です。
鉾自体は構造上方向転換ができない作りになっていることから、路面に青竹を敷いて水をかけて鉾の車輪を滑らせて方向を変えていきます。
この辻回しの迫力は必見です。有名な大阪岸和田のだんじり祭りの引き廻しはスピード感があって迫力がありますが、祇園祭の山鉾はスピード感自体はないもののその大きさ(高さ)の動きが特徴的です。
ですので、祇園祭に行くなら16日~17日に行くのがベストで、そのあと雄大な山鉾巡行を見学するというのが一番楽しめます。
ただ、皆考えることは一緒ですの大混雑は必至です。一日で30万人を超える人出になっています。
スポンサーリンク
混雑を避けたいなら後祭へ
後祭でも山鉾巡行が行われます。しかし。前祭と違って露店はなく、山鉾の数も少なくなりますので、お祭り気分は少し落ち着きます。
ただ観光客も若干少なくなるので、混雑を避けたいという方は後祭の7月23日~24日に行かれることをお勧めします。
山鉾巡行コースのご紹介
【7月17日前祭巡行コース】

出典:https://www.kyokanko.or.jp/gion/junkou.html
【7月24日後祭巡行コース】

出典:https://www.kyokanko.or.jp/gion/junkou.html
宵山の楽しみ方
祇園祭のメインイベントは山鉾巡行ですが、その前日の夕方から行われる宵山も情緒があって京都らしい気分を味わえます。
多くの提灯を付けた山鉾とコンチキチンの音色で有名な祇園囃子が京都の町を彩ります。祇園祭でしか見ることができない独特の趣ですね。
宵山の夜(18時から23時)は四条烏丸周辺は車の交通規制がかかり、歩行者天国となります。
道のわきには数多くの屋台が出店しお祭り気分を更に盛り上げてくれます。
屋台の出店場所
室町通、新町通、烏丸通に屋台が出店しています。
高齢者の方には有料観覧席もおすすめ
最近京都は外国人観光客がとても多くなっています。
もともと祇園祭の人では非常多いですが、それにも増して外国人が増えていますので大混雑している状況です。
山鉾が通る場所は人気があり、少し遅れると人垣ができて圧迫感があったりしてゆっくり見ることができません。
ましてや高齢者の方はずっと立ったままで見ることはつらいですね。
そんな方におすすめなのは「有料の観覧席」です。
山鉾巡業をゆっくりと座って見れる「有料観覧席」が設けられています。

出典:https://www.kyokanko.or.jp/gion/kanran.html
1席3,000円強の費用がかかりますが、先頭から最後まで1時間半程度かかる巡行をしっかり見れることを考えればお得感はあります。
又、観覧席では買ってきたお弁当等も食べることができますし、雨天の場合は使い捨てカッパももらえます。
ただ日中は熱いですから、ペットボトルの飲料水は必ず買っていくようにしてください。
京都の夏はアツい!!
京都の夏の風物詩「祇園祭」、一度は見ておきたい祭りですね。
賑々しい派手な祭りではなく、京都らしい風情のあるお祭りですがその盛り上がりは必見ですよ。
一方で、京都の夏は夜でも気温が高く、体調管理には注意したいところです。水分摂取には十分注意して楽しんでください。
スポンサーリンク