競馬の三冠とは?その達成率はプロ野球の三冠王より難しい?
2016/02/15
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あなたは競馬を楽しんだこと(馬券を買ったこと)はありますか?
競走馬には当然ですが、強い(速い)馬、弱い(遅い)馬がおり、勝つ回数が多くなることによってその馬の価値も高くなります。
実はプロ野球と同じように、競馬の世界でも“三冠”というのがあります。
プロ野球の場合は、本塁打、打率、打点の3つの成績がすべてトップになると、「三冠王」として認められます。
一方、競馬の三冠は、数あるレースの中で、最も大きなレース3つに勝利することで達成となります。
今回は競馬ネタになりますが、その三冠について少しご紹介したいと思います。
競馬の三冠とは
日本中央競馬会(JRA)が主催する中央競馬において、三歳牡馬、牝馬のための①皐月賞、②東京優駿(日本ダービー)、③菊花賞、という3つのレースのことを中央競馬クラシック三冠(三冠競争)といいます。
これらのレースは三歳時にしか出走できないため、このすべてのレースに勝利することは非常に難しく、過去昭和16年にセントライトという馬が達成して以降、現在までに合計7頭しか達成した馬はいません。
年間1万頭近いサラブレッドが中央競馬にデビューして競争に出ますが、その中の頂点に立つことになること、しかもそれを3回続ける必要があることを考えると、その困難度は非常に高いのがわかると思います。
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①皐月賞
4月に中山競馬場の2000メートルコースで行われるレースです。
3つのレースの中で最も距離が短く、スピード、速さを問われ「最も速い馬が勝つ」といわれています。
このレースにおいて4着以内に入ると次の三冠対象レース日本ダービーに優先して出場することができます。
いずれにしても、まずはこの皐月賞に勝利した馬のみが唯一その年の三冠王を獲れるチャンスがあります。
②日本ダービー(東京優駿)
ダービーは、最も華やかで名誉あるレースと認識されており、騎手が最も欲しいレースタイトルであるといわれています。
最後の直線の長い東京競馬場の2400メートルで5月に行われます。
日本ダービー(東京優駿)は「最も運のある馬が勝つ」といわれ、実力だけでなく、レースの流れや枠順等、様々な要素が絡み合ってその中で運のある馬が勝つといわれているのです。
③菊花賞
菊花賞は三冠レースのうち最後のレースとなります。
最も距離が長くて、コース内に坂の上り下りがある京都競馬場3000メートルで競われます。
距離が長く、坂もあるので、スタミナがある長距離が得意な馬が優位になります。
菊花賞は「最も強い馬が勝つ」といわれ、スピード、運、持久力、これらがすべて揃ったサラブレッドしか三冠をとることができません。
まとめ
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毎年1万頭近くデビューしますが、そのなかの頂点に立つこと、それを三回つづけないと三冠馬になることはできません。
三歳時だけしかチャレンジできませんので、1年限りです。
それだけに三冠をとることは非常に難しく、過去7頭しか達成できていないことがそれを表しています。
牡馬(男馬)、牝馬(女馬)ともに出走することはでき、ハンデもあるのですが、やはり実力的には牡馬の方に力あります。
又、このような力の差により、牝馬だけを対象とした「牝馬三冠」対象レースもあり、実際に牝馬三冠を達成した馬は4頭います。
2016年は牡馬・牝馬ともに突出して強い三歳馬がいますので、ひょっとしたら久しぶりに三冠馬が生まれるかもしれません。競馬に興味のない方も今年は是非注目して下さい。