初秋の風物詩!簡単な鈴虫の飼い方と育て方をご紹介します!
2016/07/19
秋の訪れを感じさせる鈴虫をどうやって飼えばいいの?
どうやって育てればいいの?家でも簡単に飼えるの?

出典
https://pixabay.com/static/uploads/photo/2015/09/17/19/00/cricket-944591__180.jpg
今回は、鈴虫の飼い方について調べてみました。
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鈴虫の採集
鈴虫は、どこに生息しているのでしょう?
実際に鈴虫を採集した小学生に聞くと「公園の岩陰とか草むらにいた」と。
石垣の隙間などの暗い場所を好むようです。
どのように捕まえるのか?
「虫取りあみでそうっと気づかれないようにとる」
あみの隙間から逃げることもあるので、虫取りあみはできるだけ目の細かいものを選びましょう。
それにしても、自力で採集するのは大変そうです。
お店で購入したり、飼っている人に分けてもらうのが手っ取り早く確実でしょうね。
昆虫専門店、熱帯魚店、ペットショップやホームセンター、園芸店でも販売されています。
値段は、ネットショップやオークションでは幼虫50匹で800円前後、成虫5組で1000円前後、虫かご・育成マット・エサ・水、天然ゴケなど飼育に必要なものがセットで1000円前後でした。
飼い方

出典
http://tse1.mm.bing.net/th?&id=OIP.M1668a0fcd06241b25e8998910eedfde3o0&w=207&h=151&c=0&pid=1.9&rs=0&p=0
・鈴虫を飼う虫かごは、薄暗い場所におく。
・虫かごの中に産卵用の土を5~6センチの深さまで入れる。(庭や畑の土は雑菌が多いので園芸店などで売っている土を使う)
・虫が隠れるための住処を作る。材料は、腐りにくいものがよく、特に熱帯魚用に売られている流木は、空洞やでこぼこが多く、飼育に適している。
流木などを複雑な形で組み合わせると、たくさん飼育できる。
・エサとしてはキュウリやナスなどの野菜の他、動物性たんぱく質の不足で起こる共食いを防ぐためけずりぶしや煮干の粉末なども必要。エサは、腐りやすいので、様子を見て取り替える。与える野菜は、農薬が残っていることもあるので、よく洗う。野菜が直接土に触れないように、適当な大きさに切り、串にさすのが一般的。
・乾燥しすぎるのは鈴虫にとってよくないので、週に1回ぐらいを目安に、霧吹きで湿り気を与える。その際は、直接水が鈴虫にかからないよう注意する。
・アリや蜘蛛、そして同じ昆虫であるコオロギも天敵なので、食べられないよう注意が必要。近くで殺虫剤をまいたり、蚊取り線香をたくのもNG。
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鈴虫の寿命は?
5月~6月頃、卵が孵化して幼虫が生まれます。それから夏にかけて脱皮を繰り返し、大きくなっていきます。
8月~10月にかけて繁殖期となり交尾をします。交尾の後、メスは卵を100個ほど産み、一生を終えます。
寿命としては、大体5か月ほどですね。
まとめ
鈴虫と言えば、秋の虫というイメージがあったのですが、実際に鳴き始めるのは夏の終わり頃から秋の初めにかけてだったんですね。
あの美しい鳴き声が、実はオスが自分の存在をメスにアピールし、誘うのためのものであったとは。
虫を飼って鳴き声を楽しむという文化が、平安時代からあったというのも驚きです。

出典
http://tse1.mm.bing.net/th?&id=OIP.M08961be1f191f89a7ab6a01aa6f42390o0&w=198&h=221&c=0&pid=1.9&rs=0&p=0
西洋では、虫の鳴き声はただの雑音としかとらえられないのに対し、それを音楽と同じように楽しむというのは、日本人ならではの独特な感性なのでしょうね。
鈴虫は、昆虫の中でも飼育が比較的簡単で、一度飼うと、何世代にもわたって飼い続けられるそうです。
子供でも世話ができるそうなので、今年の夏休みは、自由研究の一環として飼ってみてはいかがでしょう?
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