できる学生必見!就職活動時までに知っておくべき「貴社」と「御社」
2016年から大手企業の就職活動解禁は3月からとなりました。
夏休みに入る前には既に数社の内定をもらっている学生さんも多いことでしょう。
そんな学生さんに向けて、就職活動時に知っておくべき一般常識やこれだけは覚えたいということをご紹介します。
今回は手紙やメールでの文章に必要な「貴社」と「御社」の違いや使い方について調べてみました。
是非企業から“この学生できるな!”と思われるくらい常識は身に着けておきましょう。
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学生の頃は、貴社とか御社とかという言葉はほとんど使ったことがない人が大半だと思います。
ただ就職活動が始まると同時に、色々な場面でこの言葉を使うケースが多くなります。
「貴社」「御社」は相手の企業に対して使う言葉で、面接、履歴書、エントリーシート、御礼状、メールでのやり取り等で使う敬語です。
この2つの言葉は同じ意味ですが、意外と間違った使い方をしているケースが多いようです。
企業の人事担当者は意外とこういう部分もチェックしているので、正確に正しい使い方をすることが内定をもらう早道です。
貴社?御社?の意味は
相手を敬うときに、人に対して手紙を出したり文章を書くときは、「様」や「先生」を使ったり、起業に対しては「御中」と表したりしますが、これらを総称して「敬称」と言います。
そして、「あなたの企業」を伝える敬称として、「貴社」もしくは「御社」と表します。尊敬の気持ちを持って表す言葉として「尊称」とも表現されます。
企業だけでなく、団体、協会等さまざまな組織に対しても使われています。
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どう使い分ける?
「貴社」と「御社」の意味は同じです。
では、どういった場合に使い分けるべきでしょうか。
「貴社」は書き言葉として使います。
なぜなら、「貴社」は“きしゃ”と読みますが、「記者」、「貴社」、「帰社」等、同じ読み方の異音同義語が多いことから話し言葉としてはあまり向いていないのです。
こういった理由から「貴社」は書き言葉、「御社」は話し言葉として使われるのが一般的になっています。
このような使い方が一般的になっていますが、実はどちらを使っても間違いではないということも覚えておいてください。
文章や会話のなかでどちらを使ってもいいのですが、大事なポイントはどちらか一つに統一して使うことです。
例えば、面接の場で「貴社の経営理念はどんなものですか」と質問した後、「御社の経営理念、良く分かりました」。といった感じで、「貴社」と「御社」の2つの言い方を混在させることは避けてください。
覚えておきたい尊称一覧
団体や組織によって尊称が異なりますので基本的なパターンを覚えておきましょう
・商店、店舗・・・貴店
・学校、学園・・・貴校、貴学園、御校
・大学・・・貴大学
・官公庁 ○○省・・・貴省、 ○○庁・・・貴庁、 ○○署・・・貴所
・銀行・・・貴行
・信用金庫・・・貴金庫、貴庫
・協会・・・貴協会、貴法人
・病院・・・貴院
・社団法人、社会福祉法人・・・貴法人
まとめ
今まで何となく貴社と御社を使っていた方も、この機会に基本を覚えておいてくださいね。どちらでも間違いはありませんが、統一して使うことが大切です。
ちなみに「弊社」という言葉を間違って同じように使っている人がおられるようですが、「弊社」は“自分の会社”という意味ですからご注意ください。
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