男の子と女の子の産み分って本当にできるの?分岐点がある?
2016/03/05
日本では夫婦の6組に1組の割合で不妊治療を行っているそうです。
一方で、男の子がほしい」「女の子がほしい」「産み分けしたい」というようなご夫婦もたくさんいらっしゃいます。
特に同性の子供ばかりのご家庭であれば次は異性の子供がほしい、という気持ちはよくわかりますし、確実に産み分けができるのならそれを希望する方も多いでしょうね。
そこで今回は産み分けについて少し調べてみましたので豆知識としてご参考になさってください。
一姫二太郎が理想的な理由は
「一姫二太郎」という言葉は聞いたことがあると思いますが、意外とこの意味を間違ってとらえている方が多いです。
「子供は女の子が一人、男の子が二人、合計三人が一番いい」と思っている人がいますが、これは間違いで「女の子が育てやすいので最初は女の子、育児に慣れたあと2番目に男の子を生むのがいい」というのが正解です。
いずれにしても男女の子供がいた方がいいという事だと思いますが・・・。
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しかし、一姫二太郎といっても、なかなか思い通りにはいかないもので、次は絶対に女の子だと思っているうちに、いつの間にか男ばかりの兄弟になってしまった、という事もあります。逆もありますね。
まあ、元気であれば文句はないのですが、もし本当に男の子と女の子を産み分けることができれば理想的ですね。
産み分けは本当にできる?
男の子が生まれるのか、女の子が生まれるのか、というのは自然の摂理に任せるというのが本来の医学の立場です。
最近は積極的に産み分け治療を行っているクリニックもありますが、高額な費用となったり、そもそも自然の摂理に反するということで色々と問題になったりしています。
しかしながらどうしても男の子が欲しい、女の子が欲しいという方には必要かもしれません。
男に生まれるか、女に生まれるかの分岐点
精子にはⅩ染色体とY染色体がありますが、卵子がⅩ染色体と受精すると男の子、Y染色体と受精すると女の子が生まれます。
男女の産み分けもこの理論をもって色々と研究されているようです。
しかし、いくらⅩ染色体をもつ精子と受精したからと言って、必ずしも男の子が生まれるとは限りません。
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実は5万分の1の確率で女性の姿に生まれてしまうことがあるのだそうです。
男性になるには、まずY染色体になる遺伝子がHY抗原といわれるたんぱく質をつくり、それが精巣をつくって、そこから分泌されるテストステロンが脳や性器を男性化させていくのです。
しかし、精巣からテストステロンが分泌されてもその受け皿が身体の細胞にないと性分化できず女性化してしまうそうです。
こうした人は女性化していますが、卵巣はなく妊娠もできない体になります。
男の子と女の子の産み分けは、ⅩとYの染色体によって性分化するので理論的には可能なのですが、単純に分かれているのではなく、こういった分岐点があって運命のいたずらが作用する可能性もあるのです。
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