赤い羽根共同募金って?寄付の方法は?今更聞けないこと。
あなたは、“歳末助け合い運動”や“赤い羽根共同募金”をご存知でしょうか?

出典
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私は、小学生の時に、募金をして赤い羽根をもらったことがあります。募金をすると、どのような使い道で活用されているのでしょうか。
今回は、身近で気軽にできるボランティアである“赤い羽根共同募金”についてご紹介します。
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赤い羽根共同募金とは?
赤い羽根共同募金を一言で表すと、市民自らの行動を応援する、「じぶんの町を良くするしくみ。」です。
さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を支援し、市民のやさしさや思いやりを届ける市民主体の運動です。
歳末助け合い運動とは?
共同募金運動の一環で、地域住民やボランティア、民生委員・児童委員、社会福祉施設、社会福祉協議会等の関係機関・団体の協力のもと、新年を迎える時期に、支援を必要とする人たちが地域で安心して暮らすことができるように、住民の参加や理解を得てさまざまな福祉活動を重点的に展開するものです。
具体的には、生活困窮に陥り緊急に支援が必要な世帯に対して、食料品などの必要な物を提供したり、ひとり暮らしをする高齢者への安否確認を兼ねたおせち配達など、全国各地で幅広く支援活動が行われています。

出典
http://4.bp.blogspot.com/-d2iX3tBp3BM/Ur1F4i_xLbI/AAAAAAAAcTY/DQsRXiM7OJI/s180-c/bokin_boy_girl.png
共同募金の仕組み
共同募金は、地域ごとの使い道や集める額を事前に決めて、募金を募る仕組みです。
「計画募金」と呼ばれています。「助成計画」をはっきりさせることにより、市民の理解と協力を得やすくしています。
また「助成計画」があるからこそ、1世帯当たりの目安額などを定めて募金を集めることができます。
しかし、寄付は寄付する方の自由ですから、目安額はあくまで目安に過ぎません。(地域により、金額や方法に違いがあります)
集まった募金の使い道は?
集まった募金の約70%は、募金をした人が住んでいる地域、つまり、自分が住んでいる町で使われています。
残りの30%は、自分が住んでいる市区町村を超えた広い範囲の課題を解決するための活動に、都道府県の範囲内で使われています。
災害にも共同募金は使われています。
大規模な災害が起こった時に備え、各都道府県の共同募金会では、募金額の一部を「災害等準備金」として積み立てをしています。
この積み立ては、大規模災害が起こった時に、災害ボランティア活動の支援など、被災地を応援するために使われます。
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共同募金の使われ方
民間の地域福祉を支える活動
共同募金の助成は、高齢者サロンの運営・点訳ボランティアといった草の根のボランティア活動の費用から、障がい者作業所の車の整備や社会福祉施設の改修まで、さまざまな民間社会福祉活動の支援に使われています。

出典
http://www.e-shakyo.sakura.ne.jp/hane04.gif
市民が担う地域福祉活動の支援
小さな地域であっても、共同募金の助成により実施されている地域福祉活動も多くあります。
私が住んでいる愛媛県では、住民同士の交流を図る福祉イベントが行われ、子どもから高齢者まで幅広く楽しめる催しものが行われていました。
自分がした募金の一部が、実際に形あるものとして活用されているのを知ると、うれしくなります。
赤い羽根共同募金のデータベースである“はねっと”で、全国各地での使い道が公開されています。
助成(配分)の決定も市民参加で実施されている
都道府県共同募金会には、助成先を決定するための市民が参加している「配分委員会」が設置されています。
その配分委員会で、助成団体や金額が決められています。
また最近は、公開で審査を実施して、助成団体を決定している地域もあります。
助成先を市民が主体的に決められるのは、自分たちで自分の住む町を良くしていこうという意識が高くなる仕組みですね。
寄付の方法は?
寄付の方法は、さまざまあります。
・オリジナルグッズを購入する
・インターネットから
・スマートフォンのアプリなどから(かざして募金、アプリ募金)
・募金箱
・赤い羽根クレジットカード
・企業・学校での寄付
私は、今まで募金をしたことはあるけれど、具体的にそのお金がどのように使われているかはよく知りませんでした。
使い道を知ることで、募金の大切さがわかり、それによって自分の住んでいる地域だけでなく、全国各地の困っている方を支援できることも知りました。
実際に、現地に足を運んで直接支援できればいいのですが、遠方に住んでいると、自分にできることがあるのかと悩んでしまいます。
赤い羽根共同募金のホームページでは、被災地支援の活動についても詳しい情報が掲載されています。ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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