赤ちゃんのあせもと汗湿疹との違いは?日常生活で気を付ける点とは?
今年の夏も暑いですね。
本当はエアコンの効いた自宅やデパートなんかの公共施設で過ごせばいいのですが、そういはいきませんね。
外出や通勤で汗だくになることも多いのが現状で、あせもなどの肌トラブルも気になる時期です。

出典:http://ketuatusagetai.com/health/aseare/
今回はあせもと大人の汗湿疹についての対策を調べてみました。
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あせもとは?
あせもは特に汗をかきやすく、且つ肌の弱い赤ちゃんに多い症状ですが、医学的には「汗疹(かんしん)」と呼ばれています。
夏は汗を急激に大量にかくことが多く、汗の通り道である「汗管(かんかん)」が詰まって、汗が皮膚の内側にたまることであせもが発生します。
あせもは症状によって3種類に分けられます。
①「水晶様汗疹」・・・かゆみがなく、透明や白い直径1~3ミリ程度の水ぶくれができる。
②「紅色汗疹」・・・米粒ぐらいの大きさの赤いぶつぶつができて、軽いかゆみや痛みを伴う。一般的にはこの汗疹が多い。
③「深在性汗疹」・・・皮膚がなだらかに隆起する症状で、熱帯地方等の暖かいエリアに住んでいる人に多い。

出典:http://www.kurashiru.com/213700/
あせもと似て非なるもの
汗をかいて痒みが出たらすべて「あせも」と判断してしまいがちですが、実際はちがうこともあります。
夏の過酷な環境の中で、皮膚がこすれたり、乾燥したりして、抵抗力が弱ってしまうことが多いのですが、そんな時に汗に含まれる塩分などが刺激となって、赤くかゆみが出ることがあります。
これは「汗荒れ」と呼ばれています。
ある皮膚科クリニックの先生は「汗でかゆくなって、あせもだと思って受診する人が多いが、実際は汗荒れという診断になることが多い」と話されています。
あせもは新陳代謝のいい子どもにできやすいとされていますが、汗荒れの方は大人にもできる症状です。

出典:http://medical.yahoo.co.jp/diet/column/16754/
あせもと汗荒れの症状が出る部位は、首回りや腰回りなど汗をかきやすく、皮膚が薄くて柔らかい場所にできやすいとされています。
あせもはかかなければ数日で治り比較的症状は軽いですが、汗荒れの方はかきむしって放置してしまいがちで、「掻破性(そうはせい)湿疹」といった病状となり、数カ月にわたって長期化することもあります。
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適切な対策方法は?
こういった症状を防止するには、まずは服装選びや健康な肌を保つことが大事です。
汗をかきやすい夏場は、なるべく通気性の良い綿などの素材で、ゆったりした衣服を選ぶことです。
逆に締め付けの強い衣類は避けた方が良いです。
又、肌のお手入れも大切です。常に肌の保湿を心がけて、肌のバリアー機能を保つことも重要なポイントです。

出典:http://restaurantetorredelsalvador.com/
肌が火照った時やお風呂上り等、腕や足にはボディーローションなどを塗ってケアを心がけるようにしてください。
一方で、身体を洗いすぎにも注意すべきです。
汗を気にし過ぎてせっけんを使ってゴシゴシと洗いすぎる人、一日に数回シャワーで体を洗う人がいますが、これは逆に肌のバリアー機能を失っていくことにつながります。
ほどほどにして、一日1回のお風呂もしくはシャワーで丁寧に体を洗ってケアしましょう。
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