必見!手汗を抑えるボトックス注射の副作用と治療費は?
2016/02/18
手汗の量が多い、脇の下によく汗をかく等、いわゆる多汗症の方は全国で1千万人を超えると言われており、実際は汗の量が多いにもかかわらず、そんなに気になっていない人も含めるともっと人数は多いはずです。

出典:http://know-space.net/hand-hyperhidrosis.html
症状が軽ければ、市販の汗止めスプレーやデオドラントクリーム等を用いたり、ミョウバン等を塗布する等対処すればある程度は防げます。
しかし、汗の量が多く、多汗症の症状が重度である方にとって、そういった対策は全く効かい場合が有り、ボトックス注射で汗を抑えている方も多いです。
今回は、手汗や脇汗に比較的効果の高いボトックス注射についてお知らせします。
ボトックス注射とは
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ボトックス注射は、顔のシワを伸ばしたり、シワが深くなるのを防いだりする等美容整形でよく使われる注射です。
一方で多汗症にも効果があり、「外科手術まではしたくないけどなんとか汗を抑えたい」といった悩みをお持ちの方におすすめの注射です。
汗を抑えたい場所、手、足、脇、顔等にボトックス注射を打ちますが、1回打つと3ヶ月~半年以上汗を抑える効果が持続します。
注射ですから施術時間も短く簡単にできること、汗を抑える効果が高いこと、3~5日程度で効果がでてくること、がポイントになります。
美容皮膚科、形成外科等のクリニックで施術することができます。
費用はどのくらい必要か?
ボトックス注射施術は健康保険の適用はありません。自費扱いです。
クリニックによって料金は異なりますが、だいたい1回あたり8~10万円程度必要になってきます。
脇汗、手汗、足汗、全てに注射すると30万程かかり、自費だけにその負担は大きいです。
また、半年たてば効果が落ちてきますので、再度注射を打つことが必要になります。
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そういった意味では、学業面や仕事面で支障があってどうしても汗を抑えたいという方や、夏の間だけでも汗を抑えたい方は、この施術を選択したほうがいいかもしれません。
ボトックス注射の効果と副作用
多汗や脇汗は、「アセチルコリン」と呼ばれる伝達物質が交感神経の末端で発汗を促しています。
このアセチルコリンの分泌を抑えるのがボトックス注射で、過剰に汗が出てくるのを抑えて症状を改善してくれる働きがあります。
ボトックス注射施術を受けることで、その箇所の汗はほとんど抑えることができます。
手汗や脇汗の多汗症には非常に効果的な施術と言えます。
一方で、副作用も頭に入れておいたほうがいいです。
代償性発汗と言われる副作用が起こる可能性があります。
その名のとおり、汗をとめた箇所に本来出ていたであろう汗が、身体の別の部分から出てくるというものです。
必ず代償性発汗があるとは限りませんが、その汗は背中やお尻、お腹などに見られるようになります。
手汗や脇汗の悩みはなくなったものの、一方でズボンのお尻部分に汗跡が残るようになった、汗でシャツが身体にへばりついた、等別の形で悩みがでてくるかもしれません。
まとめ
手汗や脇汗の多汗症を持つ方にとって、その悩みは計り知れないものだと思います。
その対策としてボトックス注射はとても効果的な施術ではありますが、一方で副作用が出てくる可能せもあることを認識しておかなければなりません。
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もし施術する場合は、担当医師に相談した上で、自分十分が納得してからしても遅くはないと思います。