子供のおねしょが心配。何科で診てもらうのがいいの?治療法は?
2016/08/04
一般的に子供は何歳くらいまでおねしょをするのでしょうか。
調べてみると多くの場合は5歳くらい、遅くとも小学校入学前には治る子供が多いそうです。
ただ、9歳でも週に2回以上おねしょをする子供が約1割程いるというデータもあります。

出典:https://4yuuu.com/articles/view/907021
そうなると夜尿症という病気ですので心配ですね。
今回はおねしょ防止の対策や治療法等について調べてみました。
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おむつ外しの年齢が上がっている?
最近は以前よりも、おむつ外しの年齢が上がっていて、6歳になっても夜のおむつが取れないという子は多いです。
普通は、4歳ぐらいになると、就寝中に尿を減らすホルモンが昼間よりも増えるのでおねしょが減っていきますが、生活習慣が乱れることが要因でこういったお子さんが増えています
。

出典:http://www.happy-note.com/doctor/images/018-050-1.jpg
対策はどうすればいい?
まずは夜更かしないようにして、朝はきちんと定刻に起こします。
子供は汗をかきやすいので、朝と昼は水分を十分に摂ってもらうことが大切ですが、一方で夕方以降は水分はなるべく控えます。
基本的に就寝2時間前からは水分は控えましょう。
夕食の内容も考えて、のどが渇くような塩辛いものは避けてなるべく薄味にし、就寝2時間前には食べ終えることがポイントです。
もちろんですが、就寝前は必ずトイレに行かせるように習慣づけてください。
又、昼間に尿を膀胱(ぼうこう)にためる訓練も効果があります。
子どもがおしっこをしたいといっても、気をそらせるなどして無理のない範囲で我慢させること、しっかりと膀胱にためてから排尿させることもポイントです。
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夜に起こしておしっこをさすのはダメ
おしっこを漏らす前に起こしてあげようという気持ちはわからないでもありませんが、尿を減らすホルモンが就寝時に多く出ますので、夜起こしてしまうと、その妨げになってしまいます。

出典:http://www.unicharm.co.jp/moony/ikuji/oshiri/onesho01_02.html
親としては、「起こさない」「あせらない」「怒らない」を3原則として対応し、おねしょしなかった朝はしっかり褒めてください。
ただ、何もせずに「いずれ治る」という軽い気持ちは捨てましょう。
早く治るか、遅く治るかは大きな違いで、7~8歳まで続くと、子どもの自尊心が低下し、自信喪失につながって成長過程に大きな影響を及ぼします。
良くならない時は?
5歳以上で夜のおねしょが週2回以上続けば「夜尿症」と考えられます。尿を濃くして量を減らすホルモンが就寝中に十分に分泌されていない疑いがあります。
医師の指導で薬を使った治療をすることも必要になってきます。
又、尿意で目が覚めるようになるために、シーツが濡れたら音が鳴るセンサーをパンツにつけて訓練する方法もありますので、医師に相談しましょう。

出典:http://moomii.jp/kosodate/onesho-genin.html
20人に1人の割合で、腎臓や膀胱等に病気が見つかるというデータがありますので、早めに受診しましょう。
ちなみにまずは小児科で受診、気になるようであれば泌尿器科が良いでしょう。
最近は小児の泌尿器を専門とするクリニックもあります。
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