「つくし」は3月の誕生花?美味しいつくし料理のご紹介
2016/01/17
都会ではなかなか見ることが難しい「つくし」。
しかし、少し田舎にでれば、3月後半にもなると土手や原っぱに数多くの「つくし」を見つけることができます。
「つくし」は漢字で「土筆」と書きますが、意外と知られていないのが「つくし」は3月6日の誕生花なんです。
つくしはシダ類のスギナの胞子体で生命力、繁殖力も強く、特に何もせずに同じ場所でつくしを見つけることができます。
ご存知の方も多いですが、最近見かけなくなった「つくし」は食べることができます。見た目はあまり美味しそうに見えませんが、調理方法によっては美味しく頂けます。
そこで「つくし」を使った料理、おかずをご紹介します。
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つくしには利尿作用や血圧を下げる効果も?
つくしは薬効としても認められています。
①利尿作用の活性
②解熱
③血圧を下げる
④糖尿病の予防
⑤胃の強化 等
又、最近ではつくしにアレルギーに有効なコハク酸が含まれていることから、アレルギー体質の方にもいいので、花粉症をお持ちの方にも効果的かもしれません。
つくしの栄養
つくしは栄養素が豊富に含まれています。
例えば、ビタミンC、ベータカロティン、カルシウム、葉酸、カリウムなどが含まれています。
女性の方、特に葉酸は妊娠中のママさんたちは多く摂取する方が良いと言われていますので、おすすめです。
漢方薬としてもつくしが使われているようです。
美味しい食べ方

出典:http://jiburi.com/baking-soda/
【下処理方法】
つくしは15センチ~20センチくらいのものが最も美味しいです。
まず、はかまと呼ばれる節々にある鞘をとります。
鞘は葉が退化したもので硬いですからこの部分は食べることはできません。
ボウルにつくしを入れて水で良く洗います。
きれいになったところでお湯を沸かし塩を一つまみ入れてつくしを5分ほど茹でてザルにあげます。
目安は茎の色が白色から褐色に変わる頃です。
つくしの頭の部分(胞子)は苦みがありますので、苦手な方はこの部分を取り除いてください。
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①つくしの卵とじ
(材料)つくし 200g、卵1個、ネギ少々
醤油、みりん、日本酒、砂糖、油(ごま油)

出典:
http://www.koujuan.co.jp/recipe/2010/07/100716_1.html
(作り方)
1.茹でて水切りしたつくしを油でいためしんなりしたら、調味料を入れて水分がなくなるまで炒める。
2.卵を溶いて流し入れ蓋をして30秒ほど蒸す。
3.皿に盛り付け、色付けでネギをちらす
②つくしのお吸い物
(材料)つくし4~5本、ふえるわかめ少量、三つ葉少量
和風だしの素、薄口醤油、塩
(作り方)
1.出汁をつくる(うどんスープなどで作っている普段の味付けで結構です)
2.茹でたつくし、わかめを先にいれ、そのうえから出汁をいれる
3.最後に三つ葉を添えて香りも楽しむ
③つくしの天ぷら
通常の天ぷら料理を作るときに材料としてつくしを使う。
ただし、天ぷらの場合は、つくしを茹でる前のきれいに洗った状態で使用します。そのときは十分に水分を取ったうえで天ぷらにしてください。
④つくしの佃煮
(材料)つくし300g
和風だしの素、薄口醤油、みりん、めんつゆ(あれば)
(作り方)
1.茹でたつくしを油で炒める
2.出汁の素をいれて、醤油とみりんで味付けし、フタをして3分ほど煮詰める。
3.一度味見して、めんつゆ等で味を調える。
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まとめ
つくしはスーパー等ではあまり販売していない珍しい食材です。
もし近所につくしが取れるような場所がありましたら、毎年採取して色々な料理を楽しんでみてください。
子供さんでも、頭の胞子部分をとれば苦みもなく美味しくいただけます。